小ぢんまりした住宅会社ですが、親身に、楽しく家づくり! 新座市・西東京市・豊島区・文京区の新築・注文住宅・土地探し・リノベーション・リフォーム

注文住宅『ハグクム・ハウス』とリフォーム店『LIXILリフォームショップ ライファ大塚』を運営しているリバース彌生(株)の代表取締役です。家のつくり方(とくに間取り!!)で人生は幸せになると信じています。お客様の幸せのために、どんな間取り、デザイン、機能がいいかをいつも考えています。「話していたのと違う」というトラブルがないよう、設計から見積り、現場管理まですべてに私が関わっていきます。そんなわけで、たずさわれる件数はそれほど多くないので、ご相談は早めにいただけると助かります。

2年ほど前にリフォームをさせていただいたお客様から、

ゆっくりお話を聞く機会がありました。

ちょっと長いですが、

「家」のことを考える参考になると思いますので、

ぜひ読んでいただければと思います。

 

 

お客様はリフォームして2年経った今でも

(実際に暮らした今でこそ、かもしれません)

とても気に入っていただいているそうで、

それを私たちにお話くださりたかったとのこと。

 

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【リフォーム直後の様子】 詳細はこちら

 

 

具体的に何が気に入っていただけたかというと・・・。

 

 

「家族それぞれがリビングにいて、

   好きなことをやっているんです。」

家族みんなで一緒にテレビを見るとか、

そういう一体感ではないけれども、

お互いが好きなことをして、ストレスなく、

でもなんとなく家族みんながそろっている、

それが心地いいとのことです。

とても嬉しそうにお話いただけました。

 

「いろんな家族があって、

いろんな過ごし方があると思うんですが、

我が家にとってはこの暮らし方がとても心地よい」そうです。

 

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【今の様子】 詳細はこちら

 

 

さて、家に手を加えることで、

なぜこんな暮らし方になったのか。

じつはこちらのお宅、間取りはほとんど変えていません。

間取りを変えると生活が変わるのは

なんとなく分かると思うのですが、

今回お客様の暮らし方を聞く限り、

間取りは大きく変える必要がなかったんですね。

では何が変わって、生活が変わったのかというと・・・。

いろいろとお客様の生活の仕方をお聞きして、

細かなことをいろいろと工夫して積み重ねていきました。

共働きでご夫婦とも忙しく働いていらっしやる、

そんなご家族は多いと思いますが、こちらもそうでした。

家にいる時間が少ないからこそ、

テレビを見ながら洗濯物を干す、書類を書く、

などして時間を作り出していらっしゃいます。

 

だから、リビングの一角に

書類をしまったり書き物が出来るワークスペースを作り、

そこにもテレビを置き、洗濯物を干す場所も作る。

洗濯物をリビングに干しっぱなしにすると邪魔だし、

見た目も悪いから、電動で収納できる物干しを設置する。

掃除はルンバに任せられるように、

そして、普段はルンバが見えないように

テレビボードの下に充電基地を作る、

パソコンやスマホの充電ケーブルが目立たないように、

でもリビングの取り出しやすい位置に作る、

ソファやテーブルやマッサージチェアのサイズを測り、

それらが使いやすいスペースを確保できるように

収納や壁の位置を決める、そんなことの積み重ねです。

それらが積み重なって、過ごしやすいリビングになり、

家族がみんな自然に集まる

居心地のいいリビングになったのだと思います。

 

 

もう一つ、リフォーム後のご家族の生活を

お聞きして嬉しかったのは、お嬢様が

  「お風呂は自分の家のお風呂に入りたい」

といって、家に帰ってくるんだそうです。

これも、家族のコミュニケーションが取れる

いい機会になって、とてもいいことですよね。

何が気に入っているのかは分からない、

とおっしゃっていましたが、

お風呂がキレイになったのはもちろん、

洗面脱衣室に床暖房を入れたり、

バスタオル掛けを家族の人数分の本数取り付けたり、

その背面だけはカビが生えづらくて

掃除のしやすい素材にしたり、

細かな工夫が積み重ねられています。

洗面化粧台もお化粧がしやすい

顔全体を照らすライトが組み込まれていたり、

収納もたっぷりできるものになっています。

そういうことの積み重ねで、

我が家のお風呂に入りたいと思ってくださってると嬉しいですね。

 

 

 

あともう一つ。お客様がおっしゃっていて印象に残った言葉が、

「これまでは家に合わせて暮らしていたけど、

今回のリフォームで初めて

家が自分たちに寄ってきてくれたと感じました。」ということです。

お客様のお宅はマンションなので、出来上がった状態で入居し、

出来上がったものに合わせて暮らしていた。

でも、今回のリフォームで自分たちの暮らしを見直し、

自分たちの暮らしに合った家になった。

それが、「家が自分たちに寄ってきてくれた」という

嬉しい感情になったんですね。

この言葉を聞いて、

「とても高い金額を払って買った家なんだから、

初めから自分たちの暮らしに合わせた家が建てられたらいいのに。

私たちはそのお手伝いをしたいな」

と強く感じました。

 

 

ところで、お客様からデザインの話が出てこないことに

気づかれましたでしょうか。

一応、こちらの現場は

コンテストで入賞させていただいた現場なので、

もちろんデザイン性も高いのですが、

それよりも「家族のあり方」、

「生活の仕方」が変わったことにご満足いただいているんです。

これはすごく大事なことで、とかく家を建てる時は、

分かりやすい「デザイン性」を重視する方が多いと思います。

もちろんそのご家族にとって心地よいデザインは大切なのですが、

それよりも毎日暮らす家にとって大切なのは、

 

その家に暮らすことで「家族のあり方」、

「生活の仕方」がどうなるか

 

ということではないでしょうか?

私たちが大切にしているのもそこですし、

実際にお客様が本当に満足してくださポイントも、

そこのようです。

デザインがいいだけでは、家族が幸せにはならないですからね。

 

さて、ここまで長々と書いてしまったので、

家づくりは難しい、

と感じてしまった方もいるかもしれませんね。

でも、少なくとも私たちに相談いただけるのであれば、

難しくなんてまったくありません。

私たちがお客様にいろいろとお話をお聞きするので、

それにお答えいただくだけです。

あとはプロの私たちが考えてご提案します。

だから、お客様は難しいことは何もないんです。

むしろ、みなさん楽しいと言っていただけます。(^^)

 

 

今回、お客様が

  「車にお金をかけるくらいなら、

  毎日家族が暮らす家にお金をかけたほうが

  何倍も価値があると思います。

  今回のリフォームで初めてそれが分かりました。」

とおっしゃっていました。

(ちなみにこちらのお客様、以前、

注文住宅を建てたこともあるそうですが、

その時はデザインと器具のことばかり聞かれて造ったそうで、

あまりいい印象がなかったそうです)

 

 お客様に実際に暮らしていただいて、

満足いただけるような仕事をしていきたいと思います。

 

設計事務所に頼むほど凝った家を造りたいのではないけれど、

自分たちが暮らしやすい家を「気軽に」造りたい

そんなかたはぜひご相談いただければと思います。